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ショパンフェスティバル2019in表参道。

最終日の6月1日(土)は、特別ゲスト ポーランド国立ショパン研究所のArtur Szklener アルトゥル シュクレネル所長の講演で、私は通訳を務めました。
講演テーマ「ショパンーその個性、ポーランド性、世界性

Temat wykladu: Chopinowskie tworczosci- jej wybitnie osobistego, polskiego, a zarazem uniwersalnego chrakteru.
国立ショパン研究所は、5年に一度ワルシャワで開催されるショパン国際コンクール、新たに始まったショパン国際ピリオド楽器コンクールなどを主催する機関で、所長のシュクレネル氏は音楽学の学者です。
とても立派な講演でした。それだけにこれまでで一番難しかった通訳。
子細に言語化された17ページの原稿に取り組んだ数日間!睡眠も削って、うなされるように原稿に向かう日々。
うーん、大変でしたが勉強させて頂きました。
シュクレネルさんから原稿が届いたのは火曜日の夜。ぎっしりの17ページを見て気が遠くなりかけました。
関口時正先生がまず粗訳をして下さり、上がったのが木曜日。
それまでに音楽的に重要な部分は私も訳しておいて、木曜日からは、講演用により日本語的に、わかりやすく、余計な言葉を抜いて整えていくという作業。
終了後、客席で聴いていらした関口先生が、
「いや、楠原さん、お見事な通訳でした。僕が点数をつけるなら。。。90点ですね。」
「ほんとですか、先生!それはありがとうございます。」
ご興味のおありの方は、次号に原稿を掲載いたしますのでご覧下さい。
楠原祥子

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