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『ピアノ教師のための音楽と歴史研究会セミナー』主催のショパンワルツセミナーが迫ってきました。

なんてあでやかなワタクシ。。。

このシリーズの中で、平井千絵さんは林秀光門下の同門。フォルテピアノの世界でとても活躍しています。オランダ在住の天野乃里子さんは、高柳朗子先生門下の同門。古楽器の専門になりオランダで着実に活動を続けています。

プロモーションはとてもあでやかで素敵。

しかし現実はどうなっているかと言えば。。。

カリカリカリ、むむむ・・・

頭を抱えつつ、こうして日々少し前までは見たことも触ったこともなかった機器と奮闘し、駆使して(?)セミナー動画を収録中。

今日は5つに分けたセクションのうちNo.3のセクションを録画しました。太陽の光も利用したいから時間は限られています。

セリフは一応事前に書きます。ざっと以下のような感じです。

その3

それではセクション3にはいります。ここではショパンの遺作ワルツについて、曲の紹介とタイプの分類、ショパンにとって特別な2曲もご紹介します。

遺作ワルツは、版によってやや曲数に違いがあります。パデレフスキ版では9曲、エキエル版でも9曲です。しかし、扱っている曲には1曲ずつ違いがあります。⇒画面送る

遺作E-durはパデレフスキ版にはなく、Es-durはエキエル版にはありません。エキエルの判断では、Es-durのワルツが間違いなくショパン作曲であるという確証が得られず除外しています。⇒画面送る

その他、版によって曲の取り扱いに若干の違いがあります。

また『ソステヌート』Es-durもワルツに含めることもあります。

作品番号についてもお話しておきましょう。⇒画面送る

作品69の1,2,作品70の1,2,3は、ショパンが出版した曲ではないけれども作品番号が付けられています。これは、ショパンの死後、ユリアン・フォンタナが手を加えて出版する際につけた番号です。

エキエル版では、ショパンが出版していない曲には独自の番号をふっています。WN○○ Wydanie Narodoweポーランド国立版○○番としています。

私もショパンの遺作のワルツを演奏する時にいつも困ります。ショパンが自分で出版していないから『遺作』としてプログラムに掲載したい、けれども。。。

例えば『別れのワルツ 作品69-1』とプログラムにあればどなたも「あぁ、あれね。」とすぐわかりますが、『ワルツ遺作WN47』では、誰にもどの曲のことかわかりません。⇒画面送る

さて次の話に移りましょう。ワルツのタイプの分類をします。大きく2つのタイプに分けることができます。

云々と続くわけです・・・・

途中途中に入っている 【⇒画面送る】 は手にしているiPadのKeynoteで作成したスライドをサッ、と送っていくタイミングです。一人で何役もこなすので、流れは頭に入っているし、ピッタリのタイミングでなくても融通性はきかしてあるのですが、演奏を入れた後などには、この一言がリマインドしてくれてお役立ちです。

作成する画面は多いセクションで15枚、少ないセクションで8枚程度と膨大な数ではないですが、画像をいれたり、レイアウトを工夫したり。楽しい面あり、大変さあり。パワーポイントよりキーノートの方がデザイン性には優れて、楽しく作成できる気がします。

明日はセクション4の録画。装飾音について特化して進めます。そして最後のセクション5はワルツの中のマズルカ性。

ライティングの工夫もしなければ!でもって、このムートンの敷物は何かと言えば、顔を明るく見せる秘策で、床を白っぽくすると、あら、確かに、顔から影が消えて明るくなります。シーリングライトや、LED照明も使って光を拡散します。

もちろんメイクも念入りに。マスクのせいで口紅を塗ることが少なくなったこの頃。以前は口紅を塗らないなんて考えられなかったのに。だからこういう時はせっせと塗ります。

ん??ドラキュラみたい。人間の脳って不思議なもの。紅がないことに慣れてしまうと、紅色が妙に強調されて感じる。これは芸術にも言えますね。

いろいろなことに新しく挑戦できるのは嬉しいことでもあるので、もう少し頑張ってみることにしましょう!

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