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先週末4月28、29、30日に日比谷のベヒシュタイン・セントラム東京で開催されたノアンフェスティバル イン ジャパン ピアノコンクールで、ももこさんがカテゴリーB1(11,12歳部門)で2位になりました!

イヴ・アンリ先生と記念の一枚

審査員は、イヴ・アンリ、村上弦一郎、川口成彦(敬称略)という大変信頼できる3名のピアニストの方々です。

イヴ・アンリ先生とは松本のショパンフェスティバルのオーディションで審査をご一緒したことがあります。その時にリサイタルも聴かせて頂きました!

村上弦一郎先生は桐朋の名誉教授で、村上門下は上手い学生揃い!中学校まで私がお教えした力石裕美子さんも村上先生のもとで今年大学3年になりました。

そして川口成彦さんは、第1回ショパンピリオド楽器国際コンクールで第2位受章。私もその演奏をワルシャワで聴きましたし、その後は素晴らしい活躍ぶりです!

さて、ももこさんが本選で演奏したのは。。。

ショパン作曲 :前奏曲Op.28-4 ホ短調、マズルカOp.24-3 変イ長調、華麗なるワルツOp.34-1 の3曲。

このコンクールは時間でカットされることなく、リピートも含めて全曲弾きます。昨今は時間節約のために、弾き終わった出場者が袖に引っ込むよりも前に、もう次の出場者がステージに出てくる。。。つまり出場者どうしがステージですれ違うコンクールだってままありますから、それに比べると心ある運営です。

そのおかげで審査員の先生方も出場者の演奏をよく記憶くださり、ももこさんも懇切丁寧なアドバイスを頂けました。

そしてこのコンクールの最大の魅力は。。。!!

『ノアン賞』『ショパン・ナイト賞』を受賞すると、フランスのノアンのフェスティバルで演奏させて頂けるという特典あり!これが受賞できたらいいですね。

コンクールの配信もあったので、会場で聴くのと、配信で聴く違いも比較ができたし、他の出場者や入賞者の演奏も聴いて、上手な方々の演奏を👀👁️チェック!!

ももこさんのカテゴリーで1位受賞のOくんの演奏は、音楽が言葉のような具体性を持って一音一音語りかけてきます。はっきりと主張してくる人の目を見て会話するのと同じく、Oくんが音で語りかけてくるのを、誰もが👁️でしっかり見て受け止める、そんな交信が会場内でなされたに違いありません。演奏したワルツは比較的容易な遺作の曲なのに見事な仕上がり!

ももこさんが演奏したワルツは、華麗なる大円舞曲第2番と一般に称され、ワルツの中でも最難関。それを小学6年にしてセンスよく立派に弾きました。本当のところ、このワルツを弾ける小学生はそうそう多くはないはず。大人だって苦労する😓難しいワルツなのに!!

2位だったけど、今回はこれでよしとしましょう。審査員の先生方にもたくさん褒めて頂き、また貴重なアドバイスの数々も頂けました。

そして何より。。。「難しい曲をミスなく弾く」は最終目的ではない、ということを、私も、ももこさんも実感したのですから。

さぁ、またこれから頑張りましょ!

なんて言いつつ、ちょっと泣きついた先はいづみこさん。

「2位だったんですよー。1位のすごい音楽性の男の子にやられて」

「あぁ、イヴ・アンリは音楽優先だから。⚪︎さんはアンリに、前奏曲がゆっくり過ぎて何弾いてるかわからなかったって言われたって」

「あら」

「それで配信聴いてみたら、ハエもとまれるんじゃないかくらいゆっくりだった」

笑わせないでー!🪰がとまれるゆっくりさって、いったいどういうテンポ??毒舌にかなり笑わせて頂きました。

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