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佐賀県唐津でのトークコンサート!

はるばるやって来ました。羽田から福岡空港に降り立ち、空港下から出ている地下鉄直結のJR路線でほぼ一直線で唐津へ。筑前前原という駅までは、どこにでもでもある住宅が建ち並ぶ街中の景色が続いていました。ところが筑前前原駅から先になると、心細くなるほど家が減り、車窓には玄界灘が見えてきます。

海だわ!それも普段は見ることのない山が海岸線まで迫った海の景色。

唐津が近づくと遥か彼方の島の頂上に見えてきました。唐津城です!

羽田を出てからそれほど時間がかかっているわけではないのですが、景色は別世界。さっき羽田を出発したことが記憶の向こうへ押しやられてしまいました。。。

東京土産「金魚すくい」。浅草あたりを思わせるゼリー。羽田空港の搭乗口近くで。
羽田からテイクオフ!
ほんの少し本を読んでいたら、もう間もなく福岡空港へ着陸!
佐賀牛も有名です。ここは唐津駅。

唐津の駅からはタクシーですぐにホールに向かいます。そのホールの名前は相知文化センター ‘サライ‘。 サライって何かしら。サライもサライですが、相知をどう読むか、これがさっぱりわからない。検索しても出てこない。

相知 そうち と読みそうなもの。しかしそうちではないらしい。あいち でもないようだし。あいとも でもない。

「運転手さん、ここに行くのですが、これなんて読むの?」

「ん?お家だな。交流センター⤴️ あったっけかな?そんなもん」

「お家って。。。?」

と聞いても、もう運転手さんは「お家だな。お家は結構かかるよ」と言いながら走り始めています。まったく会話は成立していないですけど、まぁ連れて行ってくれるだろうと思って黙りました。

急にわかったのは、「お家」でなく「おうち=相知」だということ!微妙に方言が入っているからさらにわかりにくい。。。

運転手さんはガイドさんのように土地のことをよくご存じで、佐賀県の中でも佐賀市と唐津市はどちらもが独自の文化を持ち、まったく我関せずで、早い話仲が悪いとのこと。

唐津市の人はデパートに買い物に行く時は佐賀には行かず福岡に出る。使う空港も福岡空港。江戸の時代は佐賀は佐賀藩で鍋島家が藩主。唐津は別の藩主が治め、江戸幕府の幕政まで担ったとのこと、そのような由来があっては仲良く県政を担うのは無理でしょう。

興味深くお話を聞いているうちに30分ほどがたち、海からはすっかり離れて山をはるかにのぞむ文化交流センターホール“サライ”に到着しました。

「あっちに富士山みたいなきれいな山が見えるだろ。あれが作礼岳(サライ岳)って言って、名前の由来なんだよ」

どう目を凝らしても富士山には見えませんが、でも独立しているという点だけにおいて“唐津の富士山”。確かにきれいな山です。

ホールは文化活動のための多目的ホールではあるそうですが、シューボックス型でまたとない音響です。残響が長くて響きがとてもまろやか。

ピアノはスタンウェイの創立150周年記念モデルのフルコンです。すばらしっ。

唐津市内から車で30分はかかるところにこんなによいホールがあるとは。地方はこういうことがあります。以前に行ったホールは市の境にある山越えをしてその向こうにありました。それもすごく立派で驚いたのですが、どこの県だったか、確か静岡寄りの愛知県だったように思います。

みっちりさらわせて頂くこと2時間。ホールの雰囲気にも慣れました。今回初めて弾く曲は、ショパン作曲コントルダンスとエコセーズ。冒頭はコントルダンスなのでよく響きの感じをみておきます。

唐津ステーション代表の吉田先生の車で市内に戻ります。さて夕食にはすごいお楽しみが!

その2に続く。

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