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7月21日、ポーランドのBusko Zdrojでのことです。お天気に恵まれ、イチョウの木を植樹させて頂きました!Universitet Chopin
私が日本人だからと、日本を代表する木として“イチョウ”を選んで下さったのでした。
イチョウはポーランドでは珍しい木で、ポーランドの人々はある種の憧れを感じているように思います。それはもしかすると、遠いアジアの国に力強く生える木、という日本への親愛の情かもしれません。
葉の形がかなりエキセントリックで、いわゆる木の葉型の常識からはほど遠いという物珍しさもあるでしょう。Ginkoという名前で、イチョウから抽出した成分を使った基礎化粧品が売り出されて評判になった時期もありました。しかしイチョウの木そのものは、まずめったに見かけません。
「クスハラショウコさん、あなたのブスコショパン国際音楽祭で20回目の演奏記念に、その芸術活動を讃え、この公園に、日本を故郷とする長命の木 “銀杏”の植樹を行います。」銀杏の植樹 アリツィアの前口上
ブスコ市長さんはじめ音楽祭主催者やブスコの主だった方々がお集まり下さり、音楽祭主催者代表のアリツィアが前口上を読み上げてくれました。

根付いて大きく育つように、市長さんからお集まりの一人一人に土と水をかけて頂きました。
「ショーコ、この木の名前はどうする?」銀杏の植樹 スコップで土をかけて
「名前?木に名前を付けるの?」
「そうだよ。みんな植樹したら名前をつけるんだよ。なんでもいいんだ。ほら、ブコフスカ先生の時はBuk(ブナ)を植えただろう、覚えているかい?木の名前はBasiaだよ。」
「そうでしたか。そしたら・・・SHOKOにするわ!」
こうしてこのイチョウの木は”SHOKO ”という名前が付きました。これからまたこの地に来て、このイチョウの成長を見るのが楽しみです。

Buskoのみなさん、こんなに温かく迎えて下さって本当にありがとう。

Wsadzienie drzewa Milorzab Japonski w Parku Zdrojowym Buska Zdroju z okazji Jubileuszu ⅩⅩ-lecia uczestnictwa w Miedzynarodowym Festiwalu Lato z Chopinem. Imie tego drzewo jest SHOKO.

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