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ペトロフを試すTamara!

ペトロフを試すTamara!


Duo Granat Recital at Crown Tribunal Hall,Lublin POLAND  Tamara Granat&Shoko Kusuhara
8月23日(日)19時 デュオ・グラナットのリサイタル。
場所:ポーランド ルブリン市旧市街≪大法院ホール≫
主催:ヴィニアフスキ協会 プレジデントProf.Teresa Krzeska
タマラとのデュオリサイタルが実現する日です。前日からLublinに入り、夜中まで賑わうルブリン旧市街の真ん中にあるホテルに泊まりました。

会場の大法院ホール!


 
朝起きると、爽やかな晴天。。。。というのに、私は肩から頭が重く、美味しそうな朝食もめずらしく少量ですませました。
11時からリハーサルです。歩いてわずか200メートルほどのホールまで、ドレスを持って出かけて行きます。ホールは旧市街のど真ん中、なんとも堂々たる構えです。入口には案内板が立っていて、私たちのリサイタルのチラシが貼ってあります。高さ3mはあろうかと思われる重い木の扉を押して中へ。
美しいホールです。中世に氏族貴族を裁いた、いわゆる最高裁法廷がホールに
由緒ある美しいホール内部に驚きました!

由緒ある美しいホール内部に驚きました!


なっています。
 
ピアノはチェコ製ペトロフのフルコンサートグランド。ペトロフのフルコンは初めて弾きます。
 
「譜めくりをしなくてもすむようにするべきよ。」というのがタマラの哲学。それが鉄則だと言います。「譜めくりすとを100パーセント信用できる?もしも失敗したら崩壊するのよ。」と怖い脅しをかけてくるではありませんか。。。。
楽譜の作成がもっとも大変でした!

楽譜の作成が大変でした!


例えばツィメルマン、ポゴレリチなど、最近ソロでも楽譜を見て弾くピアニストも多く、ツィメルマンは、すべて自分でタイミングのよいところでめくり、ポゴレリチは譜めくりすとをつけています。失敗される前に、頭で“めくれ”と合図していました。
気ごころ知れた友人でもいればともかく、ここポーランドではそうもいかないので、私もタマラの意思に従って、手伝ってもらいながら必死に楽譜を作成したものがこれです。
ヨーロッパのホールによくあるように、よく響くホールです。しかし絨毯や椅子のせいで響き過ぎではなく、ペトロフのフルコンも細かい変化によく対応してくれて、気持ちよく弾けます。タマラと次々プログラムを弾いていきました。
リハの合間にちょっと一息。

リハの合間にちょっと一息。


ポロネーズについて、タマラはテンポを速めにとります。私はポロネーズは舞踏会のオープニングの音楽として、ボールルームへの入場に使われた光景や、男性の権威を象徴するウォーキングダンスであることを踏まえると、堂々たる威厳が欲しいと思うので、いくらか落ち着かせたいのです。水面下で二人の秘かな駆け引きがめぐらされ、私は1拍目にペダルを長めにいれてみる。タマラはどんどんインテンポで進んでいく。・・・その結果、結局はちょうどよいところにおさまってくれます!
『タランテラ』のような早い曲は、ホールの響きからして少しテンポを抑えめに。ザレンプスキの『ドゥムカ』のような叙情性の強い曲は充分響かせることに。。。
 
顔の3倍?!

顔の3倍?!


3時間ほどでリハーサルを終え、その頃には私はすっかり元気回復したので、ホールすぐ向かいイタリアンレストランに入り、「ショーコの顔の3倍の大きさよ!」とタマラに笑われながらピザを食べて腹ごしらえ。よしっ、夜の本番に向けて頑張るぞ!
 
曲目:Philipp Scharwenka – Polonez i Tarantella Op.21
Juliusz Zarebski – “A Travers Pologne” Op.23
–4 Mazurki Op.4
Ignaccy Fliedman – 5 Walcow
Maurycy Moszkowski – 2 Tance Hiszpanskie Op.12
Narodowe Tance Polskie Op.55
 
 

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