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午後3時。松本駅に降り立つと、空気が清々しく?遥かな山並みに目が癒されます!
東京とはまったく違う空気感。サラっとしていて、そよいでる心地よさを全身に感じます。
目抜き通りのムーサピアノサロンで、『ショパンマズルカレクチャーコンサート』と公開レッスンをさせて頂きました。
取り上げたのは作品24と30。改めてこの8曲はいいっ。。と感じます。
サロンを主宰するのは、桐朋で高校大学と7年間ともに学んだ同級生の津田裕子さん。高校ではクラスも同じB組、香月修先生が担任でした。
今や彼女はこんなに美しいサロンのオーナーで、松本でピアノ音楽の発展に尽力している、この地になくては ならない存在。
お互い嬉しい再会です?
津田さんが始まる時に、「楠原さんとは、昨年、汐留ベヒシュタインサロンで本当に久しぶりの再会をしました。再会ってとてもいいものですね。『再会』という曲もたくさんあります。ブルグミュラーにもありますね。」とご挨拶をして下さいました。
思わず、ほろりとしそうに。。温かい気持ち、ありがとう。
ショパンマズルカは、私のポーランドの師、バルバラ・ヘッセ・ブコフスカの十八番でした。日本ピアノ教育連盟が主催した先生のショパンマズルカレクチャーコンサートでは、通訳をさせて頂き、東北から沖縄まで同行しました。
他にもヤシンスキ、パレチニ、ギエルジョード先生など、ポーランド人ピアニストのマズルカレクチャーの通訳をさせて頂いたことで、誰よりも私が一番勉強させて頂けたと感じています。
そして、今は私が自分のレクチャーをしています。桐朋でも、マズルカについては3回程度は時間をかけて学生に植え込みます。
最近はようやくポイントを押さえて90分〜120分にまとめられるようになってきました。以前はとっちらかってしまっていたのですけれど。。。
マズルカが「ポーランド人ピアニストの砦」と言われた時代はすでに過ぎ去り、ショパンのマズルカがどのような民俗舞踏をベースにしていて、どのような特徴的リズムとテンポを持つか、そのことはすでに世界中どこでも知られています。
マズルカ演奏の『真髄』をポーランドに求めて、本物探しをしていた時代も過去となり、今は、それぞれのピアニストが弾くマズルカの価値が認知されるようになりました。
そう思えばこそ、堂々と私のマズルカを演奏することができる。。ということですね!
楠原祥子
 
 
 
 

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