第3回Miyoshiピアノメソード指導法講座を担当しました!@カワイ表参道パウぜ
2024年Miyoshiピアノ・メソード指導法講座第3回の講師を担当しました。
第6巻と第7巻の中級巻を使い、テーマは「大人の演奏を目指そう!」です。
今回もiPadのKeyNoteで作成したスライドを使って、まず各巻を簡略的に解説して、詳しくは弾きながら進めて行きます。
今回はあまり深入りせず、むしろ聴衆の皆さんが楽しく接していけるようにすることを心がけました。
ピアノが弾けるようになって、これから鍵盤にますます馴染んでいく中級段階に進むと、三善晃は様々な音楽的要素を加えて、ぐんと幅広い音楽を提案してくれています。
『変奏曲』はこの段階の一つのゴール。単なるリズム変奏でも、さらにクリエイティブな弾き方を目指して!音楽が変容していく変奏曲なら、よりキャラクターを強めて個性を追求していきます。
カノンは指導者の方に飛び入りで入っていただき、耳で調整しながらのアンサンブルを目指しました。
原田さんが自ら手を挙げて下さったので、第6巻練習曲111『秋の波紋』3声のカノンをぶっつけで一緒に試してみました。上2声は私が弾き、低音は原田さんが弾きます。
「では、やってみましょう」
「はい、では、せーの、いきます。イチ、ニ、サン、シっ!」
「エッ、これ3拍子ですから、さん、しっ!はマズイでしょ。じゃもう一度ね。イチ、ニ、サンッ」
で調子よく始まったのですが、なぜか下の2声が一緒に終わってしまいました。
「ん?? 変ね。一緒に終わったらカノンではなくなるわね」
「あっ、この段で先生のところの2段目弾いてしまいました!」
「あ、それでだったのね。ではもう一度いきましょ」
などなど多少ドタバタはありましたが、次は無事に1声ずつ終わりました。
「バスの音が強いと、バランスが下に傾くし、3声になった時のハーモニーがきれいでなくなるので、もう少し聞き合いましょう」
「はい!」
「ではもう一回ね」
と耳で徐々に聴き合えるようになってキレイなカノンになっていきました。
第6巻を丁寧に演奏解説したために、第7巻は重要なポイントのみ触れて終了となりました。
カワイ表参道パウゼでのこのシリーズ、第1回は田中貴子先生が第1、2、3巻、第2回は武田真理先生が第4、5巻、そして私とリレー形式で担当してきました。
ご来場の皆様、誠にありがとうございます。主催のカワイ出版にも大変おせわになりました。
また来年度、ぜひMiyoshiピアノ・メソードを聴きにいらして下さい。
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