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このところ私の生まれ故郷の千葉県佐原は小江戸とよばれて、ずいぶん観光地として賑わいを見せるようになりました。

もっともすぐに千葉市に移り住んだので、生まれこそ佐原ですが、佐原の家は私にとってはおじいちゃまとおばあちゃまの家でした。

祖父母が亡くなって父と母に代替わりし、父は佐原の町興しの会の初代会長を務めました。それは町興しのアイデアが生まれた当初の頃のことで、おそらく展望も曖昧なものだったでしょう。

それから土地の多くの方たちが知恵を絞り、そうするうちにメイン通りにちょっと面白いお店が並ぶようになり、小野川沿いにはフレンチやイタリアンの本格的なレストランがオープンし、伊能忠敬館も新築して小さな博物館になり、観光地としての姿を整えてきたのでした。

昔ながらの小江戸の風情、川魚やうなぎを食べさせる店、造り酒屋、目玉は毎年秋の佐原の大祭り、そして日本地図を最初に完成させた伊能忠敬博物館。これらは古くからの伝統を今に伝えています。

それに加えて新しい現代の楽しみ方は、東京にはない佐原テイストを持ったお店での食の楽しみ。土地の食材を多く使い、スペースをゆったりとり、お味のレベルも高い、と3点そろったお店が加わって、新旧両立が実現することでよい観光地になったのかなと思います!

佐原の小野川沿いで、昔ながらの建物を使ったレストランで美味しいフランチやイタリアンを食べるのは、なかなか魅力的なものです!

うなぎも美味しいけど、東京でもうなぎは食べられるし(ヒソヤカな小声で言う)。。。いえ、こんなこと言ったらいけません。私は母のところへいくたびにうなぎを食べるのを結構楽しみにしているのですから。

母の家を取り囲むようにあった蔵も、使う用途もあてもなく、維持費がかさむばかりで長年困っていたところへ、思いがけず『ホテル』にする話が持ち込まれ、それが実現して、今では『佐原商家町ホテル』という名前になって生まれ変わり、楽天トラベルで人気ホテル第1位を獲得したと聞いています!ちょっと驚きです。

「祥子ちゃん、ママがお代払うから今度一度泊まってみましょうよ。」

と母は誘うのですが、いかに蔵を改造した面白いホテルになったとはいえ、実家の敷地内にあるわけだし、実家だって似たりよったりの造りなのだからして、「えーっ、わざわざ隣に泊まるの〜?うちでいいわよ」とにべもなく、有り難い申し出を断っています。

これらは最近時々聞く分散型のホテルで、いくつかの場所に散った蔵をそのままの雰囲気を残して改造し、朝食夕食は別の場所にあるレストランに食べに行くというタイプです。

ワンちゃん連れでもよいようにドッグランを備えた部屋もあるそうで、週末はまず予約が取れないとのことです。

その昔、私が小さかった頃、暗いお蔵の中を探検したら、天保の小判型小銭を見つけて、金貨かとワクワクしながら祖父に見せたら、それは安もんで価値がないんだよ、と言われてがっくりだったことを思い出します。ヘビの抜け殻がお蔵の中にあったと祖母から聞いて、ヒッ!と怖気づいてしまい、それからは探検はやめにしました。

最近、すぐ近所にある造り酒屋の馬場酒店の大変立派な酒蔵だった建物を改造して美しいフレンチレストランができたと聞き、母たちとコンサートの後に行ってみました。

いやいやこれはとっても素敵!ものすごく広いし、酒蔵の雰囲気はそのままにリノベーションされています。お料理も斬新でお味もよかったです!

望むべくは。。。ここにグランドピアノがあったら!!オープニングには弾かせて頂きたいです!

東京からも1時間半ほど。みなさまもよろしかったらぜひぜひ佐原におでかけくださいね!とてもお楽しみ頂けると思います♡

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