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さてようやく本題です。

まずは私のトークコンサート! タイトルは‘ザ・ダンス‘

初出しのショパン作曲コントルダンス、続いて3つのエコセーズが滑り出しです。コントルダンスはイギリスのカントリーダンス。ショパンのコントルダンスは中音域に密集したハーモニーが特徴で、穏やかな雰囲気ですが、テンポは少し速めに取ることにしています。もともと街の中の広場で踊られる気のおけないダンスで、活発な動きをしますからそれを生かして!

続いての3つのエコセーズは、もともとスコットランド発祥のダンス。楽しく活発で同じ単一のモチーフが繰り返されます。20世紀の大ピアニストたちは好んでこの曲を取り上げたのではないかしら。特にロシアでは洒落たアップテンポな舞曲として、ブライロフスキの録音は名演として知られているし、プレトニョフも弾いています。

初出しの曲はやはり緊張します。道筋に迷いが出たりするのです。それを練習でカバーして、だから余裕がなくて、心の中はドキドキです。

反面こんなよいこともあります。好きな曲だからこそこう弾きたいという気持ちが一番ストレートに表せます。

何度も弾いている曲の方が表現も豊かになるでしょうに。。。という見方もありますが、それはもっともなのですけど、それとは違うことです。言葉で的確に言い表せないですが、初対面の新鮮さや、開拓していく高揚感といった全く別の喜びを感じながら弾くことができます。

次は彼なる大円舞曲の第2番。そしてマズルカ作品7−1一番有名なマズルカ。そしてモシュコフスキ作曲「愛のワルツ」とトークを少しずつ入れながらどんどん進めました。

今回の反省は、イスの高さの調節はしておいたのに、ドレスが滑って安定しなかったこと。妙な力がかかって、椅子が後ろにずりっと数センチ下がってしまいました。これは命取り。やはりきちんと腰が安定しないと腕が自由に使えないのです。

とにかくトークコンサートは無事に終了!聴いてくださった唐津のみなさま

ありがとうございます。

さてその後は平和なステップが続くはずが、途中でガツンと一撃!とんでもない奇跡の人の演奏をこの唐津の地で聴くことになったのです。

その方は佐賀の海苔養殖の漁師さんの徳永さん。リストの『ラ・カンパネラ』が弾きたい一心で、全くのゼロからスタート。それまでピアノを習ったことはなく、ひたすら、いずれは弾けるようになるという強い信念と希望を胸に励み続けて10年。

そして弾けるようにしたのです!奇跡を聴く思いです。

手の動きとまさに鐘の音のような音色はもうアマチュアの域を完全に超えています。

私も60代の男性をゼロから数年間お教えした経験がありますが、どうやったってそこには限界がありました。徳永さんには限界がないのだわ。

もう徳永さんはTV出演の経験もあり有名人です。私もなんとなく知っていました。TVではフジコ・Hさんと一緒に出演し、フジコさんの前でこれを弾き、フジコさんは「私の方がうまいわね。」と仰ったそうです。。。。

今回は途中で頭が混乱して止まったりということがあったにせよ、特別な才能を持った方であることは間違いありません。

この徳永さん、サービス精神が旺盛で、演奏前にマジックも披露してくださいました。ピアノ椅子を前にして、なぜか身体がフワ〜っと浮くのです。

左からピアニストの池田さん、徳永さん、私、菊池さん

終了後、徳永さんはさかんに「今日みたいなこんな失敗はまずなかったですよ。いやぁ、今日はまずかったなぁ。すみません。」と仰いますが、私たちは誰もが驚いて唖然としてしまったのでした。菊池先生が仰るに、以前はやはりどこか手の動きにぎこちなさがあったけれども、今日はもう全くそれが消えていたそうです。本当にそうなのです。手の動きがもうホロヴィッツだとは言わないが、でも完全に素晴らしいピアニストの手の動きをしています。

これからも別に職業を持ちながらピアノを弾く多くの方たちのスターとして活躍を続けてほしいです!

福岡といえば辛子明太子。大好きです。特にお気に入りのブランドがあって、空港にも出店がありました!

そして雨の福岡をテイクオフ。

唐津のステップとトークコンサート。呼子のイカと共に忘れることのできない2日間、うれしい旅でした。

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