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今年でもう第6回目を迎える『林秀光記念コンサート』。9月27日に開催されました。
そもそもは、こういう始まりでした。
林先生の追悼コンサートを開催した時に、全世界全国に散らばる門下生から追悼のお気持ち頂戴し、それを基金としてこのコンサートを発足させたのです。
奥様でソプラノ歌手の安喜子先生のご厚意も頂き、世界のあちこちで活躍している門下生のアンテナコンサートにしていきましょう!ということで、カワイの協賛で開催しています。
思い出してみれば。。。
林秀光先生が亡くなられたのは東北の大震災の年。
当時先生は日本ピアノ教育連盟の会長でした。
3月、全国研究大会例会にポーランドからクシシュトフ・ヤブウォンスキを招聘して、ショパンエチュード24曲+新エチュード3曲全27曲によるリサイタルと、同じくエチュードの公開講座、公開レッスンが予定されていました。通訳はヤブウォンスキと親交がある私が務めていました。
震災で世の中はイベントどころではなくなり、なにもかもがキャンセルになった年でした。
この一連の企画についても、キャンセルするかどうか役員会議が神楽坂で行われ、林先生も少しお体の具合が悪いながら出席されたのが3月下旬。
そして4月。。。次に聞いた知らせはご逝去の報でした。
あれからもう7年。『秀光会』が結成されて、私が代表をしています。安喜子先生にもご協力頂き、コンサートの人選にも関わって頂いています。
さてそして。。。今年の第6回林秀光記念コンサート。演奏者は山崎圭子さん、進藤郁子さん、岩下佐和子さん。
今回は直前になって前代未聞の大変なことが発覚!
チケットの過剰販売です。。。 !!
このご時世にあってはかなり珍しいことですが、表参道カワイパウゼ130席のところ、170席分もチケットが出ていることが発覚。
それでもまだ売っても大丈夫と思っていたのんきな出演者3名。。。。
盛況で嬉しいことではありますが、消防法により立ち見は許されず、チケットを買っている方々の入場お断りするのは責任問題です。
いろいろ策を講じて、何とか150名程度に減らして、補助席を20席並べて頂いて収まりがつきました。
演奏は3名3様、それぞれの持ち味を生かして堂々たるもの!展覧会の絵、ショパンソナタ第2番、ドビュッシー前奏曲集第2巻、という聴き応えも素晴らしいプログラムでした。
そしてスタッフとして支えるのは、例によって昨年までの出演者の私たち。黙っていても全国各地から駆けつけてくれます。
神に誓って✝️私がコワイからではありません。自主的にです!
昨年出演の鈴木謙一郎くんも、名古屋から美味しい麩まんじゅうの手土産を5箱も持って手伝いに来てくれたし?、あっ、そう言えば、一昨年出演の有森直樹さんは、手伝いに来ようと勇んで、勤務先の国立音大の階段から転げ落ちたそうで、結局来れなかったけど大丈夫かしら。。。

もろもろありますが、林先生もそんな私たちの様子をみて、天国で喜んで下さってることでしょう。

 

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