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全日本学生音楽コンクールピアノ部門小学生の部東京予選で、萌々子さん(小6)が本選に進みました!

これはもうなかなか狭き門なので、私も一緒になってキャーッと叫んだほどの喜び!!とーっても嬉しかったです。

弾いたのは以下の曲目です。

バッハ:シンフォニア10番

クラーマー・ビューロー60番練習曲から8番(2曲中1曲当日決定)

グリーク:叙情小曲集よりOp.38-6『エレジー』

コンクール2日目の朝一番の演奏順でしたが、他の人の演奏を聴かなくて弾けるという利点もあり、かえってよかったかもしれません。萌々子さんの演奏は今までで一番良かったです!

バッハはテンポもよく、構成もはっきりしてテーマや順次進行もクリアでした。クラーマーの練習曲は、冒頭で少し右手が弱いかな。。。と思ったけれど、かなりのスピードで3つの強弱を弾き分け、ペダルの入れ方もとても効果的でした。

グリークは、2曲の課題のうち圧倒的に『アリエッタ』を選んだ出場者が多かったですが、萌々子さんは短調の『エレジー』を選曲☜(正確には選曲させた?!)。これも非常に明解で、しかも哀しみの色と悲劇性が、その音と音の合間から滲み出すようでした。他の人にはないスケールの大きい表現がなされ、とても効果的だったと思います。

予選通過者発表の番号を見てみましょう。30番台は5名も通過しており、つまり二人に一人は通過という密度の高さです。

かと思えば、39番の萌々子さんの後は58番まで20人も通過者がいない。これはかなり驚き!

この間に通過できるような上手な出場者がいなかったかというと、そんなことは決してない。私たちは聴いていた中に、素晴らしいと思える出場者は数人いました。

例えば、以前別のコンクールで萌々子さんが2位に甘んじた時に、堂々1位になったO君は、今回もその才能は抜きん出ていると感じさせる演奏をしましたが、通過はなりませんでした。このような結果はコンクールの常で、芸術の評価は本当に人それぞれ、判定が分かれるのは仕方ないことです。

そういえば、そのO君、演奏が終わった後、彼の先生と思われる方がO君にとうとうとダメ出しをしていました。指導をして共に歩んできた立場からすると、思っていた通りでなかったことも当然あるわけですね。

萌々子さんの演奏は、今回とても良かったと思ったので、聴いてすぐに、もしかしたら大丈夫かもしれない・・とも感じました。

どちらにころんだとしても、学生音楽コンクールに初挑戦で良い演奏が出来たのだから、結果はもうどっちでもいいわねっ!とその時思えたのは、萌々子さんは精一杯の演奏がステージで出来、私もするべき指導をしたという充実感があったからでしょう。

小さな一歩であっても、本人にとっては大きな一歩🐾

さて、喜びはこれで一旦押さえて、これからは本選の曲に真剣に取り掛からねばです。

大きなチャンスを頂けたのですから、この先で結果が出せるように、良いシューベルトにしなくちゃね🩷

どどーん!よく頑張りました❤️

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