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明日9月5日(金)はカワイ横浜『プラージュ』で、第2回ショパンマズルカ・レクチャーコンサートです。

明日は中期のマズルカから晩年のマズルカまで。

中期はマズルカとしてとても充実しています。ショパンのプライベートなライフにおける精神的な充実がみなぎるこの時期のマズルカは、やはり音の密度が高く、リズムが活気にあふれ、短調の曲であっても眩しい光が差し込んでいます。

それが変わっていくのが作品50からです。

あんなに溢れていた光は薄日に代わり、ダンスは記憶の彼方のノスタルジーの中に思い出として出てくるだけ。

書法も非常に精緻になり、モノフォニーとポリフォニーが使い分けられ、双方が引き立てあうようになります。

今回も演奏と画像で進めて行きます。画像は全部で36枚になりました。マック版パワーポイントのKeyNoteでこれらを作成するのは大好きです。とてもクリエイティブにデザインが自在にできるし、解説のポイントをまとめるのにいいです。

これまでにレクチャーなどで話していない新しいことも組み入れます。

それは例えば。。。

作品41−2ロ長調について。ちょうどショパンとジョルジュ・サンドはマヨルカ島へ逃避行の旅に出かけ、スペインの民族舞踏をショパンは目にしているはずです。間違いなくファンダンゴなども耳にしたでしょう。ショパン自身が「ギターとコーラスで始まる」と、この曲についてレッスンで語っているのです。

ギター!!ポーランドの農村にギターを弾く人がいたでしょうか。わかりませんが、少なくとも民俗楽器がの中に見たことはありません。マズルカとギターの関連性を示す曲は、唯一この曲だけでしょう。

カワイ横浜の立石さんからの連絡では、結構多くの方から申し込みがあるとのこと、嬉しいです!

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