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『「音楽的」とはこのことを言う。美しい音、鋭敏な指、強靭な推進力、繊細な感性、とろけるようなカンティレーナ……

やはり逸材中の逸材、藤田真央くん

日本人音楽家への見方まで変えてくれるこの演奏はファーストステージのセンセーションでしょう?』

と書いているのは下田幸二さん。
モスクワのチャイコフスキー音楽院大ホールで行われているチャイコフスキー国際コンクール。
ピアノ部門では、日本人はただ一人藤田真央くんが出場しています。第一次予選というのに、もう演奏後スタンディングオベイション。拍手が鳴り止まず。
バッハ平均律1巻20番amoll、この長大なフーガを聴いただけで、出場者の中でも抜きん出ていると感じます。
ん?? 演奏中の一瞬を鋭角的にとらえた表情がチョ・ソンジンに似てるかな。
モーツァルト:ソナタK330 Cdur
チャイコフスキー:ドゥムカ
そしてエチュード群。ショパン木枯らし、ラフマニノフ音の絵5番、リストへ短調。
凄いっと思わざるを得ない木枯らし。これはすごいと思う。1点の濁りのない響き。粒立ち。フォルテで推し進めていくエネルギーの持続。
松本で聴いた時に、いくらか学生風に聴こえて、真央くん自身「なんかのらなかったんですよ〜。。」と言ってた時とはまったく別人の木枯らし。
聴かねばです。皆さまもどうぞ!

#Tchaikovsky #maofujita

https://tch16.medici.tv/en/piano/

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