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嬉しい結果のニュースが入ってきました!

年中のたいがくんがピティナコンペティションA2部門で、小学校6年生のかりんちゃんがC部門でそれぞれ本選優秀賞を頂きました。

じ〜ん、嬉しさを噛みしめています☺️

世の中悲しみもあれば喜びもあるとはこのこと。本当に立派だったわね♡。通過点を見てみると、たいがくんもかりんちゃんも全国大会通過点まであと僅かでした。

今回たいがくんが弾いたのは『かっこう』と『くつや』。『かっこう』は変化に富んだ曲で、その変化を弾き分けるまでに時間がかかりました。『くつや』は、5度の音型をだんだん強くしてからだんだん弱くするのが、ある時から急に上手になったのでした!

本選の前のレッスンでは、さすがにニコニコしてはいられません。

「1回でよく弾けなければダメッ💢 そんなクニャクニャしてママに甘えたってダメなの。ステージではひとりで弾くのよっ」とゲキを飛ばしてピアノに集中させます。そうしないと、考えているのは終わってからのご褒美のことばかり!または貰えたお丸の数のこと。

終わってからのご褒美の方に焦点が合ってしまうと、それなら一生懸命やるぞ!と頑張るから一見よさそうに思えますが、やはり焦点が曲の出来そのものに合ってこそ、小さいなりに真剣に取り組むようになるというものです。

そんなたいがくん、身体の半分もあろうかと思うような大きなトロフィーもらって大満足!偉かったわ。

本選優秀賞の記念撮影を見たら・・・

あら、全員男の子。たいがくんはその中でいちばんちびくん!ホント、すごいぞ、たいがくん。この調子でピアノを一生懸命やっていこうね。

さぁ、そしてもうひとりの本選優秀賞はかりんちゃんです。今は小学校6年になって、背の高さも私を追い越しそうな勢いです。

演奏したのは、モーツァルトのウィーンのソナタと、ショパンの遺作ポロネーズト短調です。

かりんちゃんのファミリーは音楽に縁が深く、おばさまはウィーンで活動しているヴァイオリニスト、パパは専門ではないけれども上手なチェリストでもあります。大学時代には1年間ウィーンに行き、当時のウィーンフィルの首席チェロ奏者、バルトロメイに師事してチェロを学んだという経歴の持ち主です。

血筋として音楽がご家族の中にあるのですね。

でもかりんちゃんは、これまでそれほど順風満帆ではなかった。毎年ピティナのコンペを受けてきたけれども、ずっと予選を通過できなかったのです。それなり上手に弾くのですが、なんだかぎこちなかったり、力みが音に出てしまったりでした。

年齢にしては指が長くて、指が蜘蛛の足の形のようになってしまう。でもメゲ知らずで、せっせとコンペも受け続けていました。

不思議なことに。。。

そんなかりんちゃんを私は見ていて、いつかかりんちゃんは結果が出せるようになる、と信じていました。

その確信の背景は、おそらく、ファミリーに流れる音楽的な血筋があること、そして以前に教えていた生徒さんが同じような指の形で弾き、徐々に結果を出せるようになったこと、それらがあったように思います。

それと、譜読みに苦労がないこと。これは大きい。1回目のレッスンでかなり形にしてくる高い能力を持っていて、そこに光を見出していました。

4年生の時に、三善晃ピアノコンクールを受けて、田中カレンさんの作品『地球』を弾いた時、いつの間にか曲を音で描けるようになっていたことに気がつきました。

それこそがかりんちゃんに習得して欲しいと思っていた技術!かりんちゃんは成長したな、と思えたターニングポイントでした。

それからは、ピティナコンペでも安定して結果を出せるようになり、表現力が豊かになったし、今まさに、音での説得力を自分のものにしている真っ最中です。

パパとママの献身的なサポートも大きいです!おめでとうございます。

今年のピティナコンペも悲喜交々。奨励賞も数人の生徒さんが頂いて、うーん、嬉しいような悲しいような悔しいような。。。。です。

思いがけず予選を通過できなかった生徒さんもいます。でもいいのよ。結果はきちんと受け止め、それを成長していく糧にしましょう!

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