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本日発売! ムジカノーヴァ3月号に巻頭ページに掲載!

本日発売。ムジカノーヴァ3月号!!!!

巻頭ページの上原さんの次に掲載されています。ショパン作曲『マズルカト短調 遺作』Op.67-2についての解説と、奏法を書き込んだ楽譜です。

この記事はとっても頑張って書き上げたので、皆様、ぜひお手にとってお読み頂けましたら‼️

ムジカノーヴァはKindle版もあり、Amazonで入手頂けます。

今回もお世話になった編集者の岡地まゆみさんは、元ムジカノーヴァ編集長でいらっしゃいます。その頃からのお付き合い。仕事について心から信頼ができることはもちろんですが、リラックスして原稿を提出できるのが何より嬉しいです。

解説3200文字は結構な分量ですが、大体の流れと内容の配分を考えている時間がずっと長くて、実際に文字にするのは案外短くてすみました。

こちら書き込み楽譜は、書き込みたいことは次々たくさん出てくるのですが、それをどう表すかは私と岡地さんとデザイナーの共同作業です。

実はこの『遺作』というのがクセモノです。なぜなら。。。

まず『遺作』とはナニ?と多くの方は思われるでしょう。遺作と名がつく作品は、要するに生前出版されなかった曲です。つまり、死後遺品の中から見つかった、細部まで仕上げがされていない曲のスケッチです。

この曲もエキエル版を見ると、ほとんどまっさらな楽譜で、音符と最小限の指示記号のみ。

ところが後日フォンタナや、その他誰かがいろいろ書き加えて印刷出版に至った版は、ショパン自身の楽譜とはかなり相違があります。

例えば、ショパンは「P e legatissimo」弱く、そしてとてもレガートで、と書いたのに、なぜか「P e leggielissimo」弱く、そしてとても軽く と書き換えられた版もあります。

なんで??と思いますが、単なる書き写しのミスか、誰かの感覚でそれがよいと思ったのか、としか考えようがありません。

そういったことがよく起こるのがショパンの楽譜なのです。

でもって何が言いたいかというと、これはショパンが書いたスラーではない、とか、このFフォルテはショパンが書いたのではない、とか、そんなことが遺作の場合いっぱい出てくるので、書き込みが煩雑になって、肝心の解釈については引っ込んでしまいかねないのです。そこは今回は岡地さんとデザイナーさんがきれいに解決してくれました!

でも・・・そういった小難しいハナシは今日はなしにしましょ。

だってこの記事がほぼ巻頭に掲載されているのですもの。とっても嬉しいです!

この機会に全国的に広まるようにと願っていることがあります。通説で絶筆のマズルカとされてきた『ヘ短調遺作』Op.68-4は、近年そうでないことがわかっています。

そして、このト短調のマズルカこそがショパンが生涯最後に書いた曲。7歳でポロネーズを作曲し、マズルカで終わったショパンの創作人生。

このマズルカの澄んだ響きは、もう創作ができなくなったショパンの精神が清らかに奏でた故郷の歌・・・・

そんなふうに私には聞こえます。

校正中の書き込み楽譜です!

そうだわ。書き忘れました!

書き込み楽譜に「今月のエチュード」というコーナーがあり、エクササイズを2つ記載してあります。

アンジェイ・ヤシンスキ教授から直伝の練習方法を一つ!

もう一つは、ポーランドでは金字塔とされるヤヌシュ・ミケッタ著「ショパンマズルカ」に書かれている、属7和音の連続の練習方法を掲載しました。

これらを読者の皆さんにお伝えできるのは嬉しいこと。「ヤシンスキ先生〜、先生の教えを広めています」!

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